真菌をわかりやすく言うと「カビ」のことです。抗真菌薬は真菌を死滅させるためのお薬です。身近な病気としては水虫なども抗真菌薬が用いられます。当サイトでは抗真菌薬について詳しく解説いたします。

足の裏にも潜むカビ

子供の真菌治療に使われる抗真菌薬

真菌症とはカビや酵母の一種となる病原体のひとつ、真菌が感染することで起こる色々な症状で、免疫力によって活動を抑えることから成人では感染しにくいのですが、免疫力の弱い高齢者や小児は感染しやすくなっています。特に大人から赤ちゃんに感染する鵞口瘡(がこうそう)はカンジダ菌が原因が原因の口の中にできる皮膚病で、カンジダにかかった母親の産道を通った時や、感染した人の口腔内からうつるため、カンジダのついたスプーンやほ乳瓶、口移しなどからも感染します。赤ちゃんであるために自覚症状はなく、飲み込んだカンジダ菌が便と一緒になって排泄され、そこからお尻に感染することでおむつかぶれなどを起こすこともあります。また、一般的によく聞く水虫は、成人の足から子供の足に感染しやすく、激しい痒みを伴ってジクジクしたり水疱ができるなどの症状が現れます。また、動物などからも感染しやすいクリプトコッカスもあり、肺に入ることで内部から増殖し、肺だけでなく脳にまで影響を与えることもあります。真菌による感染症の治療は、子供の症状に合わせて処方され、基本的には塗り薬となる抗真菌薬が用意されます。例えば鵞口瘡では口内に塗るタイプの軟膏が処方され、おむつかぶれと思われていたお尻にも塗ることで治療ができるようになっています。水虫も同様にアゾール系の抗真菌薬が用意されているので、早めに対処することで素早い水虫の治療が可能となります。子供の場合は薬剤が浸透しやすいので、角質層に入り込んだ真菌にも効果的で、早い治療が可能となっています。抗真菌薬の副作用の問題から、子供には塗り薬が主に使用されますが、さすがに肺などの臓器に感染したものには塗り薬は使えないので、クリプトコッカスなどは飲み薬を処方します。子供と大人とでは用法用量が異なるので、治療する際は医師の指示に従って使用するようにしましょう。